西暦二二〇七年春、戦火の足音は着実にその響きを高鳴らせていた。 〈チタネス号〉遭難事件、そして波乱の観艦式…。 人命と艦とが失われたこの事件の原因を巡り、日米は双方ともに 意図的なる錯誤の道を模索し続け、惑星間の緊張は最高潮に達する。 政治家達は最善と信じた道を歩み、軍人達は新たなる戦に備え、 策士達は己が胸中を現実のものにせんと暗躍を開始する。 国交断絶、強制退去勧告、そして最後通牒…。 迫り来る開戦の瞬間。 もはやそれを止めることは誰にもできないのか…。 そして、現役復帰なった連合艦隊司令長官山賀一二三は、 大いなる悲しみとともに、禁断の艦名の封印をあえて破る! 驚天動地の大河架空戦記、待望の第2巻。満を持しての登場!
壮大なる艦隊戦の息吹が聞こえる・・・ 太陽系に寧日なし! 大河架空戦記、第2巻、ここに堂々発進! 書下ろし大河架空戦記 新世界大戦 2002年3月8日(金)発売予定。 |